株式会社マーケティング・リサーチ・サービス

メニューセンサスの分析レポート

メニューセンサス(食卓日記)

メニューセンサスの分析レポート

朝食の簡便化

朝食の簡便化について実食率と品数の2つの指標を使って分析します。横軸は世帯レベルでの朝食の実食率(注)、縦軸は朝食1回あたりの品数です。(注)世帯レベルでの「実食」の定義は家庭内で誰か1人でも”食べる”、”飲む”をした場合を指すので、家族の誰か1人が朝コーヒーのみ飲んだ場合でも実食にカウントされます。

81-82年から11-12年の30年間で実食率は5%低下、品数は0.7品減少と、「朝食自体を摂らなくなる」「朝食の品数が少なくなる」という2つの傾向が 同時進行していることが見てとれます。朝食の簡便化をさらに分析する上で、朝食自体を摂らない原因や朝食の食事内容の変化などを探っていく必要があります。

ここでは「何らかの飲食」を実際の定義にしましたが、「ごはん+おかず」や「パン+飲み物」など定義を変えて分析することも可能です。    

70代の揚げ物需要

2015-16年調査から、調査対象を70代主婦まで拡げたことにより、70代シニアの食実態の把握が可能となりました。”シニアは揚げ物を食べない”と考える人も多いと思いますが、実際年代によってどの程度揚げ物回数が異なるのか70代シニアの揚げ物需要についてみていきます。

揚げ物の出現回数を主婦年代別にみると、40代がピークで以降は年代が高まるにつれて減少傾向にあります。70代主婦は他の主婦年代と比べると最も少ないですが、3-4日に1回は食卓に登場していることから、一定の揚げ物需要はあると考えられます。また、揚げ物における惣菜比率をみると、70代は約40%と60代に次いで高いことから惣菜に頼っていることが分かります。70代、60代をターゲットとした揚げ物惣菜市場は小さくないと言えます。        

チャーハンの材料変化

同じメニューでも、その中身は時代によって変化することがあります。ここではチャーハンの材料の変化を追っていきます。

手作りチャーハンに使用している材料数は年々減少傾向にあります。その原因として「こしょう」「しょうゆ」「サラダ油」などの 油脂・調味料の使用率が減少している反面、ウェイパーなどの1つで調味が済む「風味調味料中華味」「風味調味料がらスープ」など複合調味料が台 頭したことが挙げられます。また、たまねぎ、にんじん、ピーマンなど野菜は軒並み減少し、加工肉はハムからソーセージ、焼豚へという流れもみられます。油もごま油やオリーブ油の使用率が高まっています。つまり、チャーハンの味付けが大きく変化してきているのです。このような分析から80年代のレシピを再現するという発想も可能です。