2023年1月6日
AIテキストマイニングのご紹介
手間や時間が軽減『AIテキストマイニング』
『テキストマイニング』とは、アンケートの自由記述やクチコミを自然言語の処理を行い、有益な情報を抽出することですが、この行為は非常に労力を要します。
ところが最近、自然言語処理の技術に基づくAIエンジンを搭載したAIテキストマイニングのツールが開発され、従来に比べると手間が軽減され、精度も良く分析できるようになりました。
今回はその内容についてご紹介いたします。
テキストマイニングの進め方は、最初にテキストを単語レベルに分解し、次に単語がどのくらい登場しているのか集計し、分析軸を設定、最後に分析結果を視覚化していきます。
ただ、従来のテキストマイニングツールでは、最初に仮説をたてて、人が「こう分けたい」と思った内容を元に分類軸を設定(コード化)する為、前提条件として内容に対する知識が必要となってきます。また、集計結果から注目すべき点も”人”が内容を読み込みます。
それに対し、AIテキストマイニングは事前に仮説がなくとも分析を始めることができます。似ている話題をAIが自動で仕分け、人がピックアップしなくとも、着目すべき内容を判断してオススメ情報として提示してくれるのです。よって、従来より手間や時間も掛けずに分析を行うことができるようになりました。
・人の仮説がなくとも分析を始められる
・人がピックアップしなくとも有用な情報をオススメしてくれる
分析結果はどのような形なのか?
実際にどのような形で表すことができるか、説明いたします。
取り込んだデータの分析を開始すると、AIがデータを分析し、テキストを単語や文節レベルに分解し、各単語がどのくらい登場しているのか集計を行います。
※画像はAIテキストマイニングツール『YOSHINA』(株式会社レトリバ)
さらに分析結果を視覚化し、テキスト内で対象となる単語がどのくらい出てくるかを文字の色や大きさなどに反映させた図表を作成します。
似ている話題ごとに、よく出現しているワードや注目すべきワードを表示してくれます。
※画像はAIテキストマイニングツール『YOSHINA』(株式会社レトリバ)
また、よく出現しているワードや注目すべきワードと一緒に出現することの多いワードも表示してくれます。
※画像はAIテキストマイニングツール『YOSHINA』(株式会社レトリバ)
よく出現しているワードや注目すべきワードを縦軸横軸にしてマップも自動作成されます。
※画像はAIテキストマイニングツール『YOSHINA』(株式会社レトリバ)
このように視覚化することで、大量のテキストデータを複数のグループに分け、それぞれのグループではどのようなワードが多く出現して他のワードと結びついていているか把握しやすくなります。
これらを単語の集計や分析結果の視覚化まで自動で一括作成できます。
AIテキストマイニングの良さは頻度分布によるワード抽出以外に、分類自体の自動生成、さらにその分類に特徴あるワードを自動抽出し、分類間の特徴を読み解くことができる。
まとめ
テキスト分析の基本は「大量のテキスト情報を、どうやって整理して、素早くまとめるのか ?」に尽きます。
ご紹介したようにAIテキストマイニングのツールを利用することで、従来よりも手軽に、
時間かけずに分析することができるようになりました。
データ量が多く読み込みも時間がなくてなかなか手が付けられなかったデータがありませんか? AIテキストマイニングでは大量データを自動で行うことができます。取得したデータがどのような内容になっているか知りたいという方には是非お使いいただきたいツールです。もしご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
実データを使った解説は弊社のメディア『digmar』からご覧いただけます。