キャズム理論(chasm theory)
用語解説
キャズム理論とは、1991年にマーケティングコンサルタントのジェフリー・A・ムーアが著書「Crossing the Chasm」で提唱した理論で、製品が初期の市場から主流の市場へ進む際に、越えなければならない「溝(キャズム)」があることを説いています。つまり、初期市場で成功した製品が広く普及するためには、この溝を克服する必要があるという考え方です。
イノベーター理論で言うと、アーリーアダプター(初期採用者)とアーリーマジョリティ(前期追随者)の間にキャズムがあり、アーリーマジョリティ以降、受け入れが難しくなるということです。