用語解説

たくさんの量的データを少数の成分にまとめたいときに用います。因子分析と似ていますが、はじめに因子を想定することはしません。与えられたテーマについて、考えられる質問を網羅的に設定します。それらの回答を総合化することによって、事後的に成分（因子）を求めるのです。質問項目数が多すぎるときは、少人数のテストを行って、同じような意味の項目は一方を落すとか、回答しにくい項目を除くとかします。なお、市場調査（マーケティングリサーチ）では因子分析とほとんど区別しないで用いられています。

出典

市場調査マニュアル　改訂新版
監修　株式会社　マーケティング・リサーチ・サービス
著者　後藤秀夫