回収率(response rate)
用語解説
面接法、電話法、郵送法などで、はじめに抽出選定した対象者数に対する有効回収票(complete questionnaire)の割合。ただし、調査不能の対象者のうち、「転居」「住所不明」はリストの不備ということで分母の対象者数から除いて計算することもあります。回収率の高さで実査作業の努力および調査結果の代表性が評価されます。ただし、調査対象の種類で回収率が異なり、面接法では主婦の回収率は比較的高く、家族員個人の回収率は低いです。なお、調査不能に対して代替サンプル(replacement sample)を認める場合は回収率が計算できません。
出典
市場調査マニュアル 改訂新版
監修 株式会社 マーケティング・リサーチ・サービス
著者 後藤秀夫